北海道の夏は本州より短いですが涼しくて過ごしやすく観光にはベストシーズンと言われています。北海道の美しい大自然を堪能できると多くの観光客が国内外より訪れます。レンタカーを借りてこれぞ北海道!といった景色をドライブできるのも夏の北海道の魅力です。
夏のアウトドアレジャーも楽しむことができる季節、オススメのスポットを紹介します。
ドライブもオススメ!心奪われる絶景が広がる富良野・美瑛エリア
富良野・美瑛はエリアは雄大な農村風景や見事な花畑が広がる絶景スポットで、まるで絵葉書のような景色を見ることができます。畑や牧草地が広がり、花や作物が連なってパッチワークのように見える「パッチワークの路」はどこを見ても絵になり、北海道らしい風景がどこまでも続き、ドライブをしているだけでも楽しむことができます。
エリア内には「マイルドセブンの丘」や「ケンとメリーの木」などCM撮影に使われた有名なフォトスポットが点在しています。また、なだらかな丘に赤い屋根の家が特徴の「赤い屋根のある丘」は、絵画のようなまるでヨーロッパの田舎の景色を思わせるスポットで、多くの人が立ち寄ります。
色とりどりの花が縞模様になり、まるで花の絨毯のような眺望を楽しめる「四季彩の丘」では、赤や黄色の花々と青空のコントラストが美しい景観を楽しむことができます。広い敷地内をトラクターバスやバギーなどに乗ってゆっくりと散策するのも人気です。
アルパカ牧場ではエサやり体験もできるので子ども達で賑わっています。また白金温泉近くにある「青い池」は、コバルトブルーが映える水面に立ち枯れた白樺が幻想的な雰囲気を引き立てる神秘的なスポットです。見る時間や季節、太陽の光の加減によっても印象が変わり、写真映えすると多くの見物客が訪れます。
北海道の大自然を全身で!アウトドア天国ニセコで人気のラフティング&キャニオニング
ニセコは羊蹄山をバックに様々なアウトドアを楽しむことができる人気のエリアです。
中でもラフティングとキャニオニングは真夏の北海道の大自然をダイナミックに感じることができると人気のアクティビティです。筏を意味するラフトと呼ばれるゴムボートに乗って川を下る「ラフティング」は、チームで力を合わせて漕ぎ進むアウトドアスポーツです。
急流部分では、ボートから落ちないようバランスを取りながら水しぶきを浴びたりとスリリングな体験ができます。一方流れがゆるやかな部分では川のせせらぎや鳥のさえずり、雄大な山々など周囲の景観も満喫できます。雨が降った後は水量が多く流れも激しくなり、スピードが出てエキサイティングに楽しめ、水量が少ない時期には流れが落ち着くことが多くゆったり川下り気分を味わうことができます。
ウェットスーツを着用して自然の地形をクリアしながら渓谷を進んで行く「キャニオニング」は、川の流れに身を任せてのんびりゆらゆら進んだり、岩の段差でできた滑り台では天然のウォータスライダーを楽しんだり、スピード感も味わうことができるとあって大人も満喫できると人気です。
高さ6メートル程の高さから滝壺に向かってジャンプするスポットなど、ドキドキするようなスリルもあって童心に帰りながら遊ぶことができます。午前中はラフティング、午後はキャニオニングのように1日たっぷり遊ぶことができ、昼は大自然の中でバーベキューを楽しむことができるツアーもあるのでニセコを満喫することができます。
世界遺産に感動!知床の大自然
北海道の北東部、2005年に世界自然遺産に登録された知床は、海から陸へとつながる貴重な生態系が残り、希少植物や野生生物が数多く生息する、大自然が美しいスポットです。
知床の玄関口に位置する「オシンコシンの滝」は知床最大の滝で、落差約80メートルの水しぶきをあげながら流れ落ちる姿は迫力があります。滝の周辺を鮮やかな緑の木々が囲み、森林浴を楽しみながらマイナスイオンを体感できます。
知床といえば思い浮かべる人も多い「知床五湖」には2つのコースがあり、知床一湖まで気軽行くことができる高架木道は、熊よけの電気柵もあり安全にトレッキングを楽しむことができます。段差もないので小さな子どもがいる方や車椅子の方でも利用できます。
地上遊歩道は知床の原生林を本格的に散策できるコースで、事前にレクチャーが必要となりますが数多くの知床の植物や動物達を目にすることができます。最寄りの知床五湖パークサービスセンターの売店では、知床名物こけもものソフトクリームや鹿肉バーガーなどの軽食も味わうことができると人気です。
また知床半島を海から楽しむことができるクルーズツアーも人気で、硫黄山やカムイワッカの滝などの断崖絶壁を眺めるコースや、知床の最先端である知床岬まで行くコースがあり、運が良ければヒグマも見ることができます。
船からでしか見ることができない知床原始の世界は絶景です。知床エリアには温泉旅館など宿泊施設も多く、観光後もゆっくり過ごすことができます。近くには美しい夕陽を望むことができる「夕陽台」があり、太陽が海面にオレンジの筋をつくりだす見事な絶景を楽しむ人達でいっぱいです。
→格安だけど見どころをキッチリ押さえる!北海道旅行での移動手段選びのワザ3つ
手つかずの自然が残る釧路湿原
「釧路湿原」は釧路平野に位置する日本最大の湿原で国立公園に指定されています。湿原の中には釧路川が蛇行して流れていて、タンチョウや、キタキツネなどの野生生物が生息しています。ノロノロと走るトロッコから名付けられた「くしろ湿原ノロッコ号」は釧路駅から塘路湖のある塘路駅まで約50分かけてゆっくり旅をする観光列車です。
開放的な窓が特徴の座席からは心地よい風を受けながら広大な大自然のパノラマを満喫できます。
車窓からは車や徒歩では見ることができない景色が続き、野生生物がいる時には列車を停止したり減速するなどのサービスがあり、大人から子どもまで楽しむことができます。車内販売では色々な種類のグッズやお弁当などの限定品も販売されており、ピーク時は予約も取りづらい人気の列車です。
また釧路湿原はノロッコ号の他にもカヌーで散策することができます。カヌーならより釧路湿原の大自然を間近で感じることができると人気です。湿原の真ん中にいると水面に大きな空が反射し人工的な音がせず、小鳥のさえずりや釧路川の水音など、自然の音のみが聞こえて心を洗われるような気分になります。
ガイドがカヌーを漕ぐツアーもあるので小さなお子様でも参加することができます。
美しいブルーに感動!壮大な景色が広がる摩周湖
世界屈指の透明度を誇る「摩周湖」は、摩周ブルーと呼ばれる神秘的な青さが魅力の湖です。摩周湖の展望台からは見る時間によって様々に変わる湖の色合いや景色を楽しむことができます。摩周湖第一展望台にはレストハウスもあり、摩周ブルーをイメージした水色のご当地ソフトクリームや名物いもだんごなどを、摩周湖の絶景を眺めながら味わうことができます。
環境保全のために湖畔や湖への立ち入りが禁止されているので、美しい自然がそのまま残されていると人気です。
参考「すすきののホテル」